2006年4月のぶらぶらフォト日記


4月27日(木)

今日は暗室、20枚ぐらいのプリントでもひどく疲れる。薬品や機材を片付け終わるとぐったりとしてしまう。久しぶりにやったのが響いたみたい。

明日はぶらデジをプリントする。と言ってもこちらは外注、どんなプリントになるか楽しみ。

今日の写真はハンターペケ。これから前の公園は狩のシーズン、トカゲやらネズミやらバッタやらは、かわいそうだがペケに狙われたら逃げられないだろう。 顔怖い・・・








4月26日(水)

一昨日は奈良大和郡山の住宅の撮影、昨日は写真整理、今日は鳴尾浜の方に行ったが現場がまだ撮れる状況でないので中止、帰って残っている写真整理。

尾仲浩二さんのワークショップが日曜日に迫ってきているので自分の作品をまとめなきゃいけない。明日はコンピューターを止めて久しぶりの暗室作業、そしてそれが済んだらデジのプリントの段取りと忙しいが、お金にならない分すごく楽しい。

今日の写真は大和郡山、富雄川の河川敷。菜の花が綺麗に咲いていて、歩いていてとても気持ちがよかった。








4月23日(日)

今日は奈良大和郡山の方でオープンハウスの見学と撮影の打ち合わせ。JRの大和小泉駅で降りてテクテクと田園風景の中を15分ほど歩くと現場に着いた。奈良は京都と違って気分的にすごく落ち着ける僕の好きな場所だ。

現場に着くと「駅から歩いて来たの!」なんて言われたが15分ぐらいは歩いたうちには入らない、カメラマンは歩いてナンボ。

現場で打ち合わせが済んでから、近くにある慈光院に行ってみた。入館料が1000円というので少し引いたが、入ってみたら1000円払ってもぜんぜん惜しくないすごくいい空間だった。

どこかで見たことがある景色だなと思ったらこの前見た入江泰吉の写真集に載っていた場所だ。昭和30年代に撮られた写真集の風景とはぜんぜん違っていたが、建物の空間は写真集のそれである。

赤いじゅうたんの上で抹茶とお菓子を頂き、写真は撮り放題、ネオパン3本があっという間になくなった。日曜日というのに来場者はまばらで、落ち着いて建物や庭の鑑賞ができる。穴場だと思いますので、奈良に行かれたらぜひ。

今日の写真はその書院よりの眺望。なごむ、くつろぐじゃなく、気分をシャキッとさしてくれる空間だ。








4月22日(土)

昨日は午前中写真の整理、昼から大阪に大江一夫・山口アキオ作品展。旧小西家住宅という1900年に建てられた大きなな屋敷の中に墨絵とガラスのオブジェが展示してあった。どちらもインテリアにすればどんな家にも合いそうなセンスのいい作品だ。

しかし築後100年ぐらいで重要文化財なんてちょっと文部科学省は甘くないか?リホームすればまだまだ人が住めるのだから、文化財なんかにしないでどんどん活用した方がいいのにと思う。ギャラリーもいいけどやはり住宅として若い人なんかに貸したら家も人も喜ぶのに。

その後梅田の方までぶらぶら、修理に出していたカメラを受け取りに行く。「部品代が3000円で」「ん?」「工賃が28000円と」「!!!」「消費税で○○○○円です」「・・・」

高いのは高いが、仕事に支障が出ないようにいつも素早く修理してくれるこの店には感謝している。まあどこに出してもハッセルのちょっとした修理はこのくらいはかかるだろし。

その店に知り合いのカメラマンKさんのハッセルも修理に入っていた。レンズの縁がグシャッと曲がっていたが屋久島の方で落としたのだろうか?

今日の写真は甲山の展望台から撮った飛行機。僕も飛行機でどこか遠くに撮影行きたいな〜








4月20日(木)

今日は午前中写真整理、午後からは天気がいいので久しぶりにぶらぶら撮影。ポケットにデジ、肩にはネオパンの詰まったミノルタを引っ掛けて山の方へ。

夙川の方から甲山森林公園を周って甲東園の方までてくてくと歩く。今日は風が強く空がまずまず澄んでいて甲山の展望台からは、はるか和歌山の方まで見えた。

森の中では桜が終わり、さつきの花がピンクの綺麗な花を咲かせていた。若葉も綺麗に輝き、散歩にはいい季節になってきた。

今日の写真はチュン。最近はアスターの散歩に遠くの方まで付いて行っているらしい。交通量の多い道をエストモの掛け声に従って、ちゃんと渡る事ができだしたそうだ。近所では散歩猫としてちょっと評判になっているみたいだ。


でも時々帰ってこられなくなって、後から探しに行く事もある。上の写真は家から300メートルほど離れたニテコ池の付近で救出されたチュン。

僕がアスターの散歩に行く時は、なるべく家に閉じ込めて行くようにしている。でないとハラハラして散歩にならないからだ。








4月18日(火)

昨日は高槻で住宅の撮影、今日は御影でマンションの撮影。なんとか天気はもってくれた。予報では明日からまた天気が悪い日がしばらく続きそうだ。

今日、撮影がすんで大阪のカメラ屋にカメラの調整に行った。「シャッターの調子が悪いんですが」「う〜ん、スプリングを替えないとダメですね」「どのくらい?」「う〜ん、1週間」「いっ、いっ、1週間!営業で使ってるんでもう少し早くできません?」「う〜ん、じゃあ明後日の夕方」「あー、それでお願いします。で、どのくらい?」「32,550円」「・・・」

なんとも金がかかるカメラだが、操作性、描写力はぴか一、「しゃーないな〜」となる。 

今日の写真は芦屋浜の高層住宅。








4月16日(日)

昨日もコンピューターの前でデジブラ写真の調整。天気が悪いので落ち着いて作業できる。

寒いので前の公園の桜は雨に降られてもまだ花が残っていて、葉っぱの緑と桜のピンクが混じり合ってなんかいつもと感じが違う。散りぎわって本当に大事なのだと今年の公園の桜を見て感じた。

今日の写真はその桜の下で遊ぶエストモとアスター。 来年の桜は・・・なんて考える僕は自分自身の想像力に大いに悩まされる。そうか、やはり本当の敵は自分自身の想像力なんだと、なんかへんな事を思いながら撮った1枚だ。








4月15日(土)

昨日はぶらぶら写真のデジタル調整。白黒プリントと比べて暗室の準備や薬品の準備がなくてとても楽だが、最後の出力が他人任せになるのが辛いところだ。

コンピューターの合間に写真家入江泰吉の本をパラパラと眺める。この人は奈良の風景や仏像を撮った人で、写真を見ればほとんどの人(僕世代以上)がどこかで目にしたことがあるだろう。

僕は土門拳や木村伊兵衛よりも入江さんの写真が好きで、中でも人が豆粒ぐらいに写っている奈良郊外の田園風景の写真は、なんともほのぼのとしていて大好きだ。ちゃんと時代が写っている。こんな写真を見ると白黒プリントも捨てられない気分になる。

今日の写真は神戸港深江浜で舟遊びをする人たち。








4月14日(金)

写真の整理もめどが付いてきて新たな撮影と、2005年度の写真の作業に取り掛かろうとしている。白黒プリントとデジタル写真、さてどちらがメインになっていくのだろう。

今日の写真は西宮のマンション。








4月13日(木)

昨日は京都で1カット撮影して、その後大阪天王寺までアルバムの納品、車の運転は撮影より疲れる。

最近ぶらぶら撮影に出てないのでタイムリーでいい写真が欠乏してきた。去年の写真や数ヶ月前の写真を載せるのもなんか面白くないので、撮影にも行きたいのだが1年間のぶらぶら写真をまとめる季節に来ているので、こちらもほっとけない。

今日の写真は大阪福島区の倉庫。








4月11日(火)

今日も1日雨。写真整理とアルバム作りと納品と、撮影以外の仕事が着々と進んでいくが、撮影にそろそろ影響が出そうなので、このへんで天気の回復を願いたい。しかし今週はどうもダメそう。最近の天気予報はよく当っているからな。

今日の写真は冬に撮った六甲大橋。風の強い気持ちいい日だった。








4月10日(月)

今日は天気も悪く1日家で写真の整理、アルバムも作らないといけないし、デスクワークが溜まってきている。今週は天気が悪いみたいだからデスクワークが進みそうだ。

今月の終わりから秋まで計4回大阪行われる尾仲浩二さんのワークショップに参加することにした。今からとても楽しみで、どの写真を持っていこうか色々と考えている。また始まったら報告します。

今日の写真は神戸駅南の交差点。








4月9日(日)

今日は神戸深江の方で工場の撮影。なかなかパリットした青空は出ないけれど、まずまずの空の状況で撮影ができた。

その後、帰って写真の整理をしていたら、ある物件で1カット撮り忘れている事に気付き、あ〜あ〜となる。色々理由はあるが責任はカメラマン、淡々とまた撮らしてもらおう・・・ガクッ

写真整理がすんで前の公園で夜桜、ここの桜はなかなか綺麗で、あちこち行かなくても家の前で花見ができることに感謝である。

今日の写真は梅田スカイビル。








4月9日(土)

昨日は芦屋のほうで店舗の撮影。今日は昼に店舗の撮り残しを撮影してから高槻にオープンハウスの見学を兼ねて撮影の打ち合わせ、それから梅田ニコンサロンに鬼海弘雄の写真展「ぺるそな」を見に行く。

鬼海さんの「ぺるそな」は写真集では見ていたのだが、そのオリジナルプリントの美しさには唸らされた。また写真のモデルとの対峙はただならぬ緊張感と写真家の「やった〜いい写真がものにできてる」という喜びというか興奮がこちらによく伝わってくる。

こういうしっかりとした写真を見せられると、1枚の完成された写真の重要性を感じ、はたしてデジカメで本当にいいのか?なんて思いながら梅田から十三までぶらぶらデジで撮り歩く。今日は黄砂で視界が悪かった。

今日の写真は淀川の新十三大橋より黄砂に霞む大阪のビル群。








4月5日(水)

今日は雨、家で写真整理。朝、アスターを連れてニテコ池周りの花見に出かける。雨に濡れた桜がすごく綺麗で、白黒フイルムはあっという間になくなり、走って家までデジカメを取りに帰った。

今日ぐらいの雨の中の桜は花がとても美しく見える。青空の下の花見もいいが、花の美しさを堪能するには傘をさしての花見のほうがいいみたいだ。

昼からは写真の整理を中断して久しぶりに白黒フイルム現像22本。これで冷蔵庫に眠っていた全フイルムの現像が終わって一安心。現像されたフイルムには去年の夏の風景が写っていた。

今日の写真は今朝撮影した越水浄水場の桜。この浄水場はこの時期だけ開放され、色々の種類の桜を見ることができる。写真の桜は、たぶん山桜だと思うのだが今朝見た桜の中ではこれが一番美しかった。


とても綺麗だったのでもう1枚。








4月3日(月)

今日はポカポカの陽気の中、尼崎で大学施設の撮影、少し汗ばみながら撮影をこなす。グランドでは女子のソフトボール部が朝から夕方までずーっと練習、僕が帰るときもまだやっていたので6時間以上練習していることになる。よーやるな〜

帰りに夙川沿いを通ってみると人が沢山いて、屋台も出ていた。桜の方は5部咲きぐらいで、これから1週間ぐらいが桜の見ごろだろう。

うちの前の公園の桜も綺麗になってきて、恒例の桜の下での記念撮影、エストモもアスターもクーも元気に写真に納まった。

今日の写真は芦屋の茶屋之町の桜。








4月2日(日)

セリーグも開幕し、桜も咲いたというのにとても寒い。夜桜なんかに行ってる人達は寒さでさぞ大変な事だろうが、夜桜には寒さを上回る楽しさがあるみたいだ。

僕なんかは桜=夜桜=酒=楽しい!という単純な若者だったのだが、最近は桜の花自体に興味が移って来た。やはり自然や草花に興味が出てくるのは40才過ぎてからで、若い子に静かに桜の花を楽しみなさい、なんて言っても無理な話だ。

だんだんと年を重ねていくと、草花や自然に親しむようになり、最後には「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」と西行さんのように思えてくるのだろう。  

今日の写真は京都の鴨川土手で待機中の僕のカメラ。(レンズにほこりが付かないように冠布で覆っている)建築写真を始めてからずっと使っているカンボというオランダのカメラで、リーズナブルなのにとてもよく働いてくれる。




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